ごあいさつ

すべての子どもたちへのよりよい教育の実現を

(公財)香川県教育弘済会 理事長 市原 茂幹

 令和7年度の理事長に就任いたしました香川県小学校長会会長の市原でございます。甚だ微力ではございますが、与えられた責任を全うすべく尽力してまいりますので、ご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 これからの社会は、産業のシステムが急速に変化するとともに、少子高齢化・人口減少が急激に進み、社会の在り方も今まで以上に変わることが予測されています。そうした中、学校の役割が再認識され、多様性を包摂し、子どもたち一人一人の意欲を高め、可能性を開花させる教育の実現が求められています。
 昨年8月に中央教育審議会特別部会答申が出され、処遇改善など教師を取り巻く環境整備の方向性が示されました。12月には、文部科学大臣から中央教育審議会に「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」諮問がなされ、学習指導要領の改訂に向けて議論が進んでいます。次の時代に向けて教育も大きく動きだそうとしています。「働きやすさ」と「働きがい」を両立し、先生方が元気であることが、すべての子どもたちへのよりよい教育の実現につながると思います。
 公益財団法人である香川県教育弘済会では、今年も奨学事業や研究助成事業、教育文化事業を中心として、先生方が元気に活躍できる一助となれるよう教育振興事業を展開してまいります。本県教育のさらなる充実・発展と子どもたちの健やかな成長に寄与することができればと考えております。今後とも変わらぬご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

ページの先頭へ